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眼科診療をさらに強化!

2016年01月4日

当院で白内障手術が可能になりました。

白内障とは水晶体(レンズ)が混濁する病気のことです。では、白内障は水晶体が濁るだけなのでしょうか?水晶体が混濁するだけでなく、進行すると失明などの視覚障害に陥ります。また、原因によっては進行が早く、水晶体の濁り以外の症状(合併症)を伴う場合が多いです。例えば…ぶどう膜炎、水晶体脱臼、網膜剥離、緑内障などがあります。

だから、目が白い!? 目が濁っている?と感じたら、一度受診ください。

では白内障だったらどのような治療方法があるのでしょうか?

まずは内科的治療です。現在の症状や合併症予防のために点眼をはじめ、内服、注射などを行います。しかし、根治的な治療方法は外科手術しかありません!!

白内障診断から外科的手術までの流れをお話します。

1. 一般眼科検査

涙液量や眼圧を含め、白内障の進行程度や原因を細隙灯顕微鏡を用い診断します。img-ERG

眼底カメラにて網膜の変化や徹照法による白内障の程度や範囲を診ます。

2. 網膜の機能や水晶体の状態のための検査

白内障によって直接観察できない網膜や水晶体の状態を網膜電位図検査(ERG)や超音波検査にて診断します

 

SIGNATURE3. 術前検査(血液検査など)

全身麻酔での手術になりますので、 麻酔が可能か否かを判断します。

4.   手術

超音波乳化吸引術(PEA)とはシグネチャーと呼ばれる人でも用いられる装置にて白内障になったレンズを破砕しながら同時に吸引します。次に動物用人工眼内レンズを装着し手術を終了します。

人の手術との違いは術後、ぶどう膜炎などの合併症が起こりやすく状態に合わせた点眼が必要なため手術前日から入院していただきます。

5.    退院後、通院による再診