Stem cells

細胞療法とは生きた細胞を体内に投与し、自然治癒力や自己修復能力をもちいて病気やケガの治療を行うことです。これまでは治療法が存在しなかった病気や従来の病気において、新しい治療の選択肢として注目されています。現在も世界中で研究が行われ、ヒト医療においては数年前から実用化さており、厚生労働省の先進医療に認定されています。
幹細胞療法とは骨や筋肉、心筋細胞などに分化する能力をもつ細胞で、骨髄、臍帯、皮下脂肪の中に含まれています。これらの間葉系幹細胞の中で、当院では皮下脂肪由来の幹細胞を使用して治療をおこなっています。
投与方法;点滴投与;通常の点滴同様に血管内に投与します。
局所投与;効果を期待したい部位へ注射投与します。

こんな病気を治療しています(対象疾患)

イヌ ネコ
神経疾患 椎間板ヘルニア、脳炎、外傷性脳・脊髄損傷 脳炎、外傷性脳・脊髄損傷
消化器疾患 慢性腸症 慢性腸症
肝胆膵疾患 肝炎、膵炎 胆管肝炎、膵炎
血液疾患 免疫介在性溶血性貧血(IMHA)、免疫介在性
血小板減少症(IMTP)、再生不良性(AA)など
免疫介在性溶血性貧血(IMHA)
泌尿器疾患 慢性腎臓病 慢性腎臓病
骨・関節疾患 関節炎 関節炎
皮膚疾患 アトピー性皮膚炎、天疱瘡、全身性エリトマ
トーデス(SLE)
-
眼科疾患 乾性角結膜炎 -
呼吸器疾患 - ぜんそく
口腔疾患 - 慢性口内炎
イヌ
神経疾患 椎間板ヘルニア、脳炎、外傷性脳・脊髄損傷
消化器疾患 慢性腸症
肝胆膵疾患 肝炎、膵炎
血液疾患 免疫介在性溶血性貧血(IMHA)、免疫介在性
血小板減少症(IMTP)、再生不良性(AA)など
泌尿器疾患 慢性腎臓病
骨・関節疾患 関節炎
皮膚疾患 アトピー性皮膚炎、天疱瘡、全身性エリトマ
トーデス(SLE)
眼科疾患 乾性角結膜炎
呼吸器疾患 -
口腔疾患 -
ネコ
神経疾患 脳炎、外傷性脳・脊髄損傷
消化器疾患 慢性腸症
肝胆膵疾患 胆管肝炎、膵炎
血液疾患 免疫介在性溶血性貧血(IMHA)
泌尿器疾患 慢性腎臓病
骨・関節疾患 関節炎
皮膚疾患 -
眼科疾患 -
呼吸器疾患 ぜんそく
口腔疾患 慢性口内炎

特徴

副作用がほとんどない

自らの細胞を増殖して投与するので、 拒絶反応など、副作用の心配がほとんどありません。

静脈点滴による投与により患部に到達

2週間かけて精製した幹細胞には免疫のバランスを調節する物質。血管をつくる物質。炎症を抑える物質。組織を修復する物質が多く含まれており、それらも幹細胞と一緒に患部へ到達、分泌されます。

Flow

Immune cells

カラダには生まれつき免疫とよばれる働きがあり、ウイルスなどの感染症や疾患から身を守ってくれます。さらに免疫は癌細胞などのカラダの細胞内における様々な調節をおこなっています。
癌は通常、外科手術、化学療法、放射線療法の三大療法で治療されることが一般的です。しかし、近年はこれとは別に免疫の力を利用して癌の発症や進行を抑える治療が試みられています。このような治療を免疫療法と言います。

免疫細胞療法には4つの特徴があります。

特徴

副作用がほとんどない

自らのリンパ球を増殖して投与するので、拒絶反応など、重篤な副作用の心配がほとんどありません。癌の進行度合いの有無にかかわらず、安心して使うことができます。

QOL(生活の質)の大きく改善する

癌の進行するにつれて大変つらい自覚症状が現れますが、免疫療法にはこうした苦痛をやわらげる作用があります。自覚症状が改善されることで、たとえ体内に癌が残っていたとしても、患者さんは通常の生活を送ることができるようになります。

延命効果がみられる

癌を発症した動物には三大療法を選択できない癌ステージの動物もいます。その中で緩和的治療を目的として、なるべく癌を大きくしないことに主眼をおいた治療法になります。

他の治療との相乗効果

手術後の再発予防のみならず、他の治療方法との併用による相乗効果が期待できます。
*詳しくはお問い合わせください

適応疾患 腫瘍疾患全般

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