眼の症状をより的確に、そして飼い主様より伝わる診療を心がけています。
そのために様々な眼科検査機器を導入するだけでなく、白内障や緑内障といった眼内手術も行っています。

こんな症状はありませんか?

当院は眼科診療に力を入れております。近年は動物の高齢化や遺伝的な問題等により、目の疾患は増えてきています。
そのため、皮膚科に次ぐ4番目に多い疾患ともいわれています。
目の疾患は初期段階では大きな症状を示さず、気づいた時にはかなり進行していることが多くみられます。
また、目の異常が全身の重大な病気を早期に見つけるきっかけになることもあります。
目の色が変わった?白目が赤い?モノにぶつかる?眩しそうにしょぼしょぼする?など、少しでも様子に変化が認められれば、
早めに受診していただくことをお勧めします。

モノにぶつかるようになった。
見えていないかも?
急に目が
しょぼしょぼしてきた。
目の表面の光沢感がなくなってきた。
乾燥している。
白目(結膜)が充血してきた。
目ヤニの量が急に増えた。
目の色が変わってきた。
(白い・黒い・赤い・緑色)
目が大きくなってきた。
瞳孔の大きさに違いがある。

診療内容

診察・検査

細隙灯顕微鏡検査や眼底検査など画像検査を含め検査結果は記録し、病態や経過を適切にインフォームドすることができます。また、多くの写真やツールを使用し、メリハリのある診察を心がけています。些細な疑問でもご相談ください。

内科的治療

基本的には点眼や内服による治療を行っています。そのため、点眼指導やネッカー(エリザベスカラー)の重要性をお伝えすると共に、ご自宅での治療が達成できるまでのフォローアップも行っています。

外科的治療

眼科手術用顕微鏡を用いて肉眼では不可能な細かな手術を実施することが可能です。そのため、白内障や緑内障などの眼内手術も積極的に行っています。 また硝子体内シリコンボール挿入術や眼球摘出、眼瞼腫瘍などの外科手術においても極力眼球に負担がないように配慮しています。

Typical example

白内障

白内障とは本来透明であるはずのレンズ(水晶体)が様々な要因で白濁に変質した状態です。原因となる要因は遺伝、加齢、糖尿病、中毒、炎症、先天性などがあります。発症年齢は高齢のみならず、6未満の若齢でも多くみられます。治療には点眼などの内科療法と手術がありますが、水晶体を透明にし、目に光を正常に戻すには手術が唯一の方法です。当院では手術を含め、適切な診断と治療が可能です。

緑内障

緑内障はとてもやっかいな病気です。獣医領域においては一般的に眼圧が高くなることをさしますが、初期の段階では一時的な高眼圧の時もあり診断が難しく、原因も遺伝性、二次性など様々です。しかし早急に治療を行わないと重度の痛みと失明に至ります。治療は内科療法、外科療法とあり、原因や病態にあわせてご提案しています。

その他の疾患

結膜、角膜疾患、ぶどう膜炎など。