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眼科診療

眼科診療

当院は眼科診療に力を入れております。
近年は動物の高齢化や遺伝的な問題等により、目の疾患は増えてきています。
そのため、皮膚科に次ぐ4番目に多い疾患ともいわれています。
目の疾患は初期段階では大きな症状を示さず、気づいた時にはかなり進行していることが多くみられます。
また、目の異常が全身の重大な病気を早期に見つけるきっかけになることもあります。
目の色が変わった?白目が赤い?モノにぶつかる?眩しそうにしょぼしょぼする?など、少しでも様子に変化が認められれば、早めに受診していただくことをお勧めします。

眼科診療

①白内障について…
②緑内障について…

動物の目に関心をもってみましょう!!

「こんな症状はありませんか?」

  • モノにぶつかるようになった。見えていないかも?
  • 急に目をしょぼしょぼしてきた。
  • 目の表面の光沢感がなくなってきた。乾燥している。
  • 白目(結膜)が充血してきた。
  • 目ヤニの量が急に増えた。
  • 目の色が変わってきた。(白い・黒い・赤い・緑色)。
  • 目が大きくなってきた。
  • 瞳孔の大きさに違いがある。
白目充血
結膜充血

白内障
白内障

主な検査

  1. 細隙灯顕微鏡検査(スリットランプ)

    この検査では細くて強い光を眼にあてることにより、主に前眼部(角膜、前房、虹彩表面、水晶体、硝子体)を拡大して観察することができます。また、光のあて方をかえることでまぶた、まつげ、結膜なども詳しく観察できます。当院では眼の状態を画像モニターにうつしながら飼い主の方に説明し、理解を深めていただくように心がけております。
  2. 涙液量測定

    試験紙を眼にひっかけ、眼瞼を閉じることで十分に涙がつくられている検査します。
  3. 眼圧検査

    眼球内圧を測定し、客観的に診断します。眼内圧が上昇する緑内障を早期診断できる非常に重要な検査です。また眼球内に炎症がある場合、眼圧が下がることが多いので眼球内にはっきりとした炎症所見がみられないときにも重要です。
  4. 眼底検査

    眼底、つまり網膜や視神経乳頭などの眼球後面を観察する検査です。倒像鏡検査や直像鏡検査などを用いることで、眼底を広い範囲を様々な倍率で観察します。実際には網膜変性や初期の網膜剥離などの網膜の異常や視神経の異常を早期診断するのに有効です。
  5. 網膜電位図検査

    視覚を失っているか?判断するのに欠かすことのできない検査です。この検査をすることで網膜が正常に機能しているのかを診断することが可能です。白内障の術前検査や網膜変性などを確実に診断するのに有効です。
  6. 超音波検査

    眼科では白内障、眼内出血、角膜の濁りなどで眼球内部が見えないときには欠くとこのできない検査です。実際には、白内障の術前検査、網膜剥離、眼内の腫瘍、水晶体の位置や大きさ、形など、視神経、そして眼球以外の後ろにできた腫瘍などの検査に有効です。